投稿日:2020年6月7日|カテゴリ:ブログ

最近のコロナウイルスに関する論文は主にキニーネは効かないし、有害、というのと、レムジデビルは有効という話。でもいろいろ読んでいると話題はあります。

 一つはワクチンで、DNAワクチンが108例のボランティアに使って有効で、中和抗体ができました。というものです。ワクチンはコロナのスパイク蛋白を認識させる方法がよく、ほかにもたくさんの論文で、スパイクとその結合を標的にワクチン開発が進んでいます。今回の結果は中国からで、アデノウイルスのDNAを改変して、コロナウイルスのスパイクの蛋白質を作らせる。これを皮下注射するというものです。アデノウイスに対する抗体もできるので、この点が問題ありそうですが、とにかく、早く、うまくいったぞという結果です。次は薬で、サイトカインストームを予防する薬。これはまだ、査読前なので、何とも言えませんが、サイトカインストームの引き金はアレルギーと同じ、マスト細胞であるということ。で、ヒスタミンH2阻害薬のファモチジン(ガスター)が一番強力にこの反応を抑えるといことでした。サイトカインストームになってからは、3月ごろのブログで書いたようにアクテムラやゼルヤンツが有望ですね。まだ結果はわかりませんが。かかってしまったら、ガスター飲んで、肺炎にならないようにできるならば死亡率も減らせると思います。最後に、3月から5月の下水のPCR解析をふりかえったところNEW HAVENの感染者の増加を下水のデータで予想できたというものです。どこにも発表されていませんが、今、歌舞伎町の下水のPCR はどうなっているんでしょうか? 流行がいつどこで起きるのかが注目されているのですから、下水解析をしっかり公表するのが大切だと思うのですが。おまけ;うちうちの話ですが、PCR検査を唾液で行ってもいいという都の指導ができたので、施設申請しています。当院の透析患者さんで体調おかしかったら、早めに唾液を検査会社に送れることができ、結果が来るまでは隔離透析でしのげれば少し安心です。今は発熱外来の予約を取っていってもらうということで、結果まで4日かかり、1日遅れます。