投稿日:2021年3月10日|カテゴリ:ブログ

以前論文を紹介しましたが、コロナウイルにかかったかどうか、T細胞に記憶されているかどうか調べると、2019よりも以前からかかっている人がいることがわかったわけです。抗体測っても抵抗力があるかどうかはわかりませんが、T細胞の記憶の判断ができれば、過去の既往や抵抗力がわかります。日本人の感染が少ないのはひとつには2019以前からコロナウイルにかかっていて、今回のCOVID-19 にも抵抗力があるせいではないかと書きました。実際2019以前に長引く咳の患者さんはいたし、その1/3は、コロナウイルスであとは、百日咳とマイコプラズマ肺炎ではという国内の推定もありました。

前置きが長くなりましたが、アメリカFDAが最近発表したhttps://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-fda-authorizes-adaptive-biotechnologies-t-detect-covid-testによると、Covid-19 にかかったことがあるT細胞の記憶を検査することが出来るようになったという事です。T細胞の記憶というのは、DNAに書き込まれていて、一つの細胞集団が一つの抗原、ここならスパイク蛋白といったところでしょうか、を持っているということです。ひとつの敵に一種類の細胞がDNAとして持っているという話はノーベル賞の利根川先生の発見です。まあ、方法は書いてないですが、多分PCRで特別のDNA塩基配列を確認する、sequencingとあるので、のだと思います。

これがCovid-19 への本当の抵抗力と考えて良いので、抗体価ではわからなかったかいろいろな事がわかってくると思います。日本人が少ないというファクターXの解明だけでなく、ワクチンの副作用とかですね。もし日本人にコロナを記憶したT細胞を持っている人が多いなら、既に戦う相手と記憶されているわけですからワクチンには強く反応しますよね。