投稿日:2021年9月22日|カテゴリ:ブログ

NEJMに3回目=ブースターと言います、ワクチンの効果についてイスラエルから研究結果が出ました。2回打ち終わってから5ヶ月後に3回目を打った群と打たなかった50歳以上の人を追跡調査したというものです。やはり打った群は重症化がかなり減っています。感染も減りますが。一方Lancet にはブースターは必要ないと発表され、世界の権威雑誌が方向が違うようでよくわかりません。

後は個人的見解ですが、医療関係者とハイリスクの人は打った方がいいとは思います。ただ8ヶ月後というのは医学的根拠があるのかどうかはわかりません。どのレポートも半年を目処にしているようです。また、第6波は必ず来るように言われていますが、個人的にはどうかなぁと思います。アメリカやイギリスが最近増えたのはデルタのせいで、日本は第5波がデルタです。既にデルタが出切った国はインドで、今は減ったままになっています。なので、ワクチンと抗体制剤をうまく使っていけば死亡率は下がったままで、収まるような気がします。ワクチン接種が今6割、人口の1.6%が感染者ですが無症状が8倍いるとして1割、つまり人口の7割が免疫持っていると考えれば、集団免疫を獲得しつつあるわけです。さらにerror catastrophe という現象がRNAウイルスに起こるそうです。遺伝子変異が早いと自殺するような変異も起こし易いため理論的には、第5波の様に急に減っていくというモデルになると言います。ゆっくり変異するとなだらかな上昇となだらかな減少。早いと増えるのも早いが、減る時は急に減るのだそうです。実際今回も減る時は500人ぐらいずつ一気に減りましたね。そうかもしれません。実際SARSも突然消えましたし、MARSも自然消滅しました。

しかし、もし、ワクチン接種の少ないインドで、ミューが爆発的に流行るなら、第6波はあると思います。そのうちデルタにかかってもまたかかるというようなタウとかのミュータントがでたら同じ対策になるんですね。出来れば飲み薬と思いますが、既存の薬には有望な物はないようです。ファィザーなど、製薬会社の努力で新しい経口薬が出来るのを期待しています。

ところでモルムヌナビルという新しい経口の薬が開発され承認される様です。Natureにこの事が書いてありますが、私はこれはウイルスが合成に必要とする核酸を止める薬で、レムジデビルやアビガンと同じ作用だと思っていました。良く読むとそうでは無くて、ウイルスが合成する時の核酸に間違いを起こさせる薬だそうです。ここで変異が大きくなりerror catastrophe を起こし、自殺を起こさせるのです。すごく良く出来た薬なんだと感嘆しました。