投稿日:2019年3月8日|カテゴリ:ブログ

昨晩、福生の事件でテレビ取材がありました。ご存知の方も多いと思いますが、透析をやめたいと言った44歳の女性の患者さんをそのまま透析をしないで、放置、死に至ったという事件です。ご主人はやっぱりやるという最後の言葉を聞いてご自身が手術を受けて帰ってきたら亡くなっていたということでした。テレビ取材のニュースソースもこのNHKの報道だから、詳しくはわからないらしいです。

学会の指針では透析をやめるのは、がんの末期で本人も同意した場合か、透析をする事が危険なほど状態が悪くて、本人もしくは家族が同意している場合などに限られています。文書で止める決定はとる必要があるから、このケースで書類はあるのでしょうか?

むしろこのケースは透析を始めたばかりの患者様が、針を刺すのが痛いなどの理由でやめたいと言っただけではないのかと思います。そうならば、自分は医師達の能力が酷く低いとしか思えないとお話ししました。透析患者様の心理として、透析を始める導入期は、腎不全の苦しみから解放されて、楽になったというハネムーン期が有りますが、その後にこれを一生続けなくてはいけないという事を考える、鬱期が有ります。
それを乗り越えて透析に適応していきます。鬱期を乗り越えるのには周りのサポートが必要な場合もあり、このような教科書的な事は、学んでいるはずの医師なら、周知の事で、患さんが、やめたいと言っても、承諾するはずはないと申し上げました。

詳細は学会も調査するようですので、今後わかると思いますが、ただただ悲しい事件ですね。

透析して5年でシャント手術が辛くてという報道でした。それもあり得ない。痛くないような手術も考えるべきだし。
それに、透析するかどうかを選ばせて、20人も患者さんが死んでいると。医者として命を救うというのは使命ですよね。 教わらないとわかんないのかな??