腎臓ドック
腎臓の機能は通常の健康診断ではeGFR(推算糸球体濾過量)によって評価・分類されていますが、実際には腎臓にはより多くの役割があり、それらすべてを正確に把握するには専門的な検査が必要です。
腎臓ドックでは、糸球体の濾過機能に加えて、尿細管の働きや腎臓の血流の状態など、より詳細な検査を実施しています。
具体的には、ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、リンなどの電解質の調節状態、尿を濃縮する力、糸球体や尿細管を通過する際に現れる微量のタンパク質、尿中の糖や尿酸の状態などを検査し、腎臓全体の機能を多角的に評価します。また、腎臓の形態は超音波検査によって測定し、構造的な異常の有無も確認します。
検査は予約制となっており、事前にお電話でのご予約をお願いしております。
腎機能に異常を指摘された方だけでなく、紅麹など腎毒性が疑われるサプリメントを摂取されている方にも、この検査は早期診断の一助となります。
【お知らせ】
令和6年より、腎臓ドックは保険適用の対象となりました。これまで自費診療でご案内しておりましたが、現在は保険診療としてお受けいただけるようになっています。詳細はお気軽にお問い合わせください。
