投稿日:2020年3月9日|カテゴリ:ブログ

シクレソニド 商品名オルベスコがコロナウイルス肺炎に有効という事が感染症学会で発表されました。吸入ステロイドですが、数ある吸入ステロイドの中でこれだけだそうです。この肺炎にステロイドは点滴したけど効かなかったという中国の結果から、本当にこの薬が効くならば、ステロイドとして作用してないのかもしれませんね。シクレソニドはステロイドの前駆体の構造だから思わぬ別のメカニズムで効くのかもしれません。臨床結果が先行して研究して理由がわかれば、認められるのでしょう。英語で世界にも発信して欲しいです。
フォイパン こっちは研究した結果で、まだ人には使われていません。ウイルスが細胞に侵入する場合に使うプロテアーゼを阻害するものです。英文で審査のしっかりした雑誌に掲載されました。というかCellという最高峰の雑誌です。読んでみるとかなりしっかりした内容で、コロナウイルスの多くはACE2というタンパク質複合体にくっついて細胞内に入って増えるのですが、camostat mesylateでこの侵入時使う酵素を阻害しておくと全くと言って良いほど細胞には入らなくなります。ここにくっつく抗体も有望な治療薬です。インフルエンザやSARSも同じで、今回は新型コロナも同じということをきっちり証明したことになります。camostat mesylateはフォイパンという膵炎などに使う薬で、安いし、すぐ手に入ります。飲んでおくと肺炎にならないという事になります。実際ミュンヘンで分離したCOVID 19を使ってますし、Cellに載ったのでノーベル賞かも。更に台湾の医学情報サイトに日本の薬が世界を救うかもって解説してありました。