風邪が流行っています。安価で有効な予防法があれば、と思っている方も多いと思います。
それは「うがい」です。うがいと言っても、正確には上気道の洗浄ということになります。
　
風邪のウイルスは、種類に関係なく、まず鼻や喉の粘膜にくっついて増殖を始めます。風邪をひいている人のくしゃみを直接浴びた、というような場合でなければ、すぐに発症するわけではありません。早めに薄めてウイルスの量を少なくすれば、発症する前に免疫でやっつけることができます。
　
私が家に帰ってから実践している方法をご紹介します。
鼻うがい用の「ニールメッド」というものを使っています。ペットボトルの半分くらいの大きさのボトルに食塩水を入れて、鼻から入れて口から出します。
　
正確には、220ccのボトルに2gの食塩を入れて作ります。この0.9％の食塩水が、体の中と同じ濃度なのでとても大事です。真水は絶対にダメです。濃い分には問題ありません。ですので、私はだいたい2gより少し多めに入れて作っています。0.9％は京都のお吸い物の味なので、それを目安に調整します。
まずこの食塩水で喉のうがいをして、そのあと鼻から後鼻腔を洗います。
　
安価でできます。百円ショップでも揃えられると思います。ぜひやってみてください。
　
鈴木誠