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病診連携
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どうも鈴木俊嗣です。
昨今総合病院や大学病院の案内に、病診連携について書いてあるのを見かけます。
当院は外来透析のクリニックですので、当然透析管理をしているこちらと病院でのやり取りがある、
と患者様は思われるでしょうね。
結論から言うとかなり一方通行に感じることが多いです。
例えば入院や退院後については連絡や情報提供書のやり取りがあるのはふつうですが。
亡くなっても一か月連絡がない、あるいは家族からしか報告がない。
そんなことはざらにあります。
また透析や内科以外のトラブル、例えば皮膚や関節など。
こういった病気であっても、透析患者さんの場合治療の選択肢や薬物の投与量が変わるなど
制約があります。
ですが何も相談されず、すでに薬物を投与された後だった、など日常的にあります。
そしてその薬物が透析患者様には禁忌(投与してはいけない)であった、なんてことも。
電話での相談をしてくれる先生は一定数いらっしゃいますし、診療情報に対して返書を下さる
先生も一定数いらっしゃいます。
つまり返さない、報告しない、やるだけやって放置、という先生も一定数存在するということです。
連携の意味を今一度聞きたいものですね。
ちなみに一番やり取りがしっかりしているのは当院近くだとJCHO新宿メディカルセンターです。
どこがやらないとかは敢えて書く必要はないかと思いますが、こちら側からの信頼はもちろん、
患者様からの信頼も失っていることに気付いてほしいものですね。